投稿日：2024.08.31 転職

販売職から他業種への転職成功ガイド：自己PRのコツとは

はじめに

株式会社LOOLでは、これまで多くの販売職従事者の方のキャリアチェンジを支援してきました。本記事では販売職からの転職のポイントを解説しています。

販売職からの転職難易度と必要な準備

販売職から他業種への転職は難しいのか？

販売職から他業種への転職は、一見難しく思えるかもしれません。しかし、適切な準備があれば、必ず成功の道が開けます。転職の難易度を左右する要素は、大きく分けて以下の3つです。

1.転職希望の職種とスキルレベルのギャップ

販売職で培ったスキルが、転職希望の職種でどの程度活かせるのかが重要です。例えば、営業職への転職であれば、顧客とのコミュニケーション能力や交渉力はそのまま活かせます。しかし、ITエンジニアなど専門性の高い職種への転職では、完全未経験OKの募集を探すか、関連スキルの習得が必要となるでしょう。

2.転職市場の動向

転職市場は常に変化しており、求人状況や競合状況も大きく影響します。人気の高い職種や企業では、多くの応募者が集まり、転職が難しくなる傾向があります。未経験の職種へチャレンジする際には、持ち合わせた経験やスキルで選べる企業・求人を明確にしたうえで取捨選択する必要があります。

3.事前準備

転職活動は、自分自身で積極的に行動を起こすことが重要です。自己分析、キャリアプランニング、スキルアップなど、綿密な準備を怠ると成功率は低くなってしまいます。これらの準備を自身の力のみで高いレベルで行うことは非常に難しいため、転職エージェントやキャリアコーチング等を利用することでスムーズにサポートして貰うことができます。

販売職からの転職におすすめの職種

営業職

販売職で培った顧客対応力やコミュニケーション能力は、営業職で非常に役立ちます。顧客との関係構築、ニーズの把握、提案力など、販売職で培ったスキルを活かせる仕事です。数字を追いかけた事のある経験は営業職を募集する企業にとっては魅力的なものであるため選択肢を多く持つ事ができ、順当なキャリアチェンジ・キャリアアップを実現できるケースが多いです。営業職には、法人営業、個人営業、インサイドセールスなど、様々な種類があります。自分の強みや興味に合わせて、最適な営業スタイルを見つけることが重要です。

事務職

事務職は、販売職で培った事務処理能力やデータ入力スキルを活かせる仕事です。顧客対応経験は、電話対応や来客対応など、事務職でも役立ちます。事務職には、一般事務、経理事務、人事事務など、様々な種類があります。自分の得意分野や興味に合わせて、最適な事務職を探しましょう。

ITエンジニア

ITエンジニアは、近年需要が高まっている人気の職種です。販売職からITエンジニアへの転職は、一見ハードルが高く思えるかもしれません。しかし、販売職で培った顧客対応力や問題解決能力は、ITエンジニアとしても役立ちます。プログラミングスキルを習得する必要があるため、未経験の場合は、完全未経験OKの求人を探すorプログラミングスクールに通ったり、オンライン学習サービスを利用したりする必要があります。

販売職で培ったスキルをどうPRするか

コミュニケーション能力

販売職として顧客のニーズを理解し、的確な情報提供や提案を行うためには、高いコミュニケーション能力が求められます。この能力は、営業職、事務職、人事など、様々な職種で役立ちます。顧客との良好な関係構築やチームワークを円滑に進めるために、コミュニケーション能力は非常に重要です。面接や応募書類上でコミュニケーション能力をアピールしたい時にダイレクトに「コミュニケーション能力」と表現する候補者は非常に多いですが、ビジネスシーンにおけるコミュニケーションは多様なシチュエーションが想定されるため、散漫なアピールとなってしまいます。「コミュニケーション能力」をいくつにも細分化し、自身の一番の強みとなる部分を強調することが重要です。例えば傾聴力に自信があるのであれば「ヒアリングを通して課題を明確化する力」などの言い回しに実例を交えてアピールすることで説得力を持たせることができます。

顧客対応で得た問題解決能力

販売職では、顧客からの様々な質問やクレームに対応する機会があります。顧客の要望を理解し、適切な解決策を提供するためには、問題解決能力が不可欠です。この能力は、営業職、カスタマーサポートなど、顧客と接する機会が多い職種で役立ちます。冷静に状況を分析し、適切な判断を下す能力は、あらゆる場面で求められます。面接等でのアピールの際には、その問題解決の内容にどうオリジナリティがあるのかというポイントを明確にすることで魅力的な候補者としてアピールすることができます。

売上管理や在庫管理の技術

販売職では、売上目標達成や在庫管理など、数値管理を行う機会があります。売上目標達成のために、販売戦略を立案し、実行する能力は、営業職や管理系の職種で役立ちます。また、在庫管理の経験は、物流管理や購買管理など、様々な業務で活かすことができます。数値分析やデータ管理のスキルは、多くの職種で求められる汎用性の高いスキルです。管理方法や分析にどういった独自の工夫を凝らしているかを伝えられるようにすることで、より高い評価を得ることができるようになります。

まとめ

販売職から他業種への転職は、決して簡単な道のりではありません。しかし、適切な準備と戦略、そして努力を続けることで、必ず成功の道が開けます。自己分析、キャリアプランニング、スキルアップなど、転職活動に必要な準備をしっかりと行いましょう。転職エージェントなどのサポートを活用し、積極的に行動することで、新たなステージへの第一歩を踏み出しましょう。販売職で培った経験とスキルは、新たな職種でも必ず活かせるはずです。自信を持って、転職活動に臨みましょう。

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